ゲームマーケット2019大阪 参戦情報【暁ゲーム工房】編
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暁ゲーム工房は2019年3月10日に開催されるゲームマーケット2019大阪へ出展します.
当日販売するボードゲームは「Creative tavern」というタイルプレイスメントゲームと,その拡張版「Chef's Special」です.
不朽の名作「プエルトリコ」のシステムをシンプルに再構築しました。
ヴァリアブル・フェイズ・オーダー(VPO)と呼ばれるクッソ複雑なメカニクスの入門編として製作しました。
前作「Creative Tavern」のプレイ動画
暁ゲーム工房はアナログゲーム「Creative Tavern」を去年開催された「ゲームマーケット2018大阪」にて販売しました(完売!)
「Creative Tavern」では、ヴァリアブル・フェイズ・オーダー(VPO) という珍しいターン制を採用しています。どんなゲームかは以下の動画を見てくださいね!
(ニコニコ動画とYoutubeがありますが,内容は同じです)
ニコニコ動画でご視聴の方はこちら↓
Youtubeでご視聴の方はこちら↓
Youtubeへ移動して視聴 ↓
【暁ゲーム工房】ゲームマーケット2018大阪 参戦情報「Creative Tavern」
今年はどんなゲームを販売するか?
今年は「Creative Tavern」の遊び心地を“ゆるく”する拡張セット「Chef's Special」を販売します.本体も再生産したので当日は両方とも購入できます.
拡張版のコンセプト
本体「Creative Tavern」は“タイトな”アナログゲームでした.
本体と対照的に拡張版「Chef's Special」は“ルーズな”展開を与えます.
「Creative Tavern」では,時に乱数の差を乗り越えられずにゲームが終わってしまうことがありました(どんなゲームでも避けられない宿命ですが).これは“1手の誤りで勝敗が決する抜き身の真剣勝負”として設計された本作では特段の注意を払って遠ざけるべき問題です.従って,拡張版では初期乱数の差をちょうど埋めるだけの逆転要素が求められました.
しかし,乱数的な逆転要素は思考の底まで沈む面白さを否定します.ジャンケンでどの手を出すか悩みますか? 根拠を持って相手の手を予測できますか? それは貴方が信じたいと自分を説得しているだけではありませんか? 結論の出ない堂々巡りを心理戦だと“錯覚”させるゲームを,我々は好みません.思考の底は真実の光で満たされてあるべきです.我々はゲーム制作において「貴方の予測は誤りです.なぜならば……」といった説明可能性を何よりも重く見ています.故に,逆転要素は公開情報もしくは推論可能な状態でプレイヤーへ提供されなければなりません.
こうした点を注意深く守りながら,拡張版「Chef's Special」は制作されました.それでも我々が拡張版を“ルーズ”と呼ぶのは,プレイヤーの自己都合の多様化に成功したからです.
プレイヤーの自己都合とは,見えている情報だけでは決して辿り着けない合理的行動です.貴方だけの得点条件,と言い換えても良いでしょう.「Creative Tavern」では見えている情報が多すぎたため,合理的行動が全てのプレイヤーで同じになっていました.拡張版の導入によって,プレイヤーは互いに異なる戦略に基づいて行動するようになるでしょう.(あいつは客も見ずに「肉」を集めているぞ,こいつは移動ばかりだ,何故だろう?)
ただしこれだけは忘れないでください.
「Creative Tavern」は“タイト”かつ“ルーズ”なプレイヤーが勝つゲームだと.
付録:“タイトな”と“ルーズな”の意味と単語の表す概念
英和辞典・和英辞典 - Weblio辞書 によればそれぞれ以下の概念を指す言葉です.
タイト(形:tight):きつい、空気の漏れない,(概念)詰まってすき間のない
ルーズ(形:loose):自由な、ばらの、ゆるんだ,(概念)束縛されていない
アートワーク紹介
じゃす
ケモノと女の子を多く創作されているじゃすさん.
イラストに加えて小説も創作されています.
じゃすさんの創作はこちらから→ pixivアカウント,こおりぼし
「Chef's Special」に5枚のアートワークをお借りしています.
その中から2枚をお見せします.
じゃすさんへのキャラクターデザインのご依頼はこちらから ↓
オリジナルケモノキャラクターのイラスト作成致します あなただけのもふっとした相棒、いかがですか?|キャラクター作成 | ココナラ
ZN 226
前作「Creative Tavern」から続けて創作をお借りしています.
「Chef's Special」ではZN 226さんの一次創作『ダリャンの手帳』から御二方.
『ダリャンの手帳』は異世界に触れたとある人物の手記です.
異世界に触れてなお,手記を残せるほどの理性を保っていられる著者とは……
おしるこ
淡い夜の世界を描くおしるこさん.
「Chef's Special」に2枚のアートワークをお借りしています.
イラストは「光」の使い方にセンスを感じます.
「なのか」君の他にもデフォルメされたキャラクターがたくさん!
ハッシュタグ #おしるこ創作 でTwitterを検索しよう!
ズイ
前作「Creative Tavern」では多くのアートワークをお借りしていました.
ズイさんの一次創作『センネンケージ』……もうお読みになりました?
まだの方はこちらから ↓
『センネンケージ』はどこからでも入れる一話完結式の短編小説です.
初めての方には「ヒマワリの季節」や「怪物は闇夜に笑う」をオススメします.
好きなんですよね,推理モノ.
キリキ テツ
前作「Creative Tavern」から引き続いてアートワークをお借りしています.
キリキ テツさんはweb漫画を掲載されたりキャラクターをデザインしておられます.やばい可愛い.
ストーリーは幅広く,可愛さ全開のコメディから水彩画のようなハードボイルドまで多彩にして多才.
テツさんの創作はこちらから ↓ お仕事のご依頼もリンク先下部「CONTACT」から!
当日販売する個数と価格
当日は本体「Creative Tavern」およそ85個,拡張版「Chef's Special」100個を販売します.
価格は本体が3,000円,拡張版が1,000円となります.(前回と同じ価格設定です)
尚,「Creative Tavern」および「Chef's Special」の再販予定はもうありません.新作を作ります.作っています.
それから「ALL DICE」さんのボードゲームを少数ですが販売する予定です.
「激論勇者」(2,500円)
「デビルズマナー」(2,000円)
どちらもプロのドッターがデザインしているだけあって「アートワークで戦える」仕上がりです.
あとがき
ゲームとアートワークを分割して,もっと深掘りする記事を書きます.
その2では当日,暁ゲーム工房のブースにて委託販売する「ALL DICE」さんのボードゲーム「激論勇者」「デビルズマナー」を紹介します.
HPのクオリティがやっべぇの.