集えゲームマーケット2018デビュー組!「18会」発足!
ご意見ご質問はコメント欄またはTwitter へ.
ゲームマーケット2018(大阪,春,秋)で初出展した人,する人,するつもりの人.
朗報です.この度「ゲムマ2018初出展のブースやサークルが集まって何やかんやする会」略して「18会」(いちはち - かい)が発足しました.
参加希望など,詳細は42GAMESさんへ.
今回は第1回のレポートをまとめます.
僕も「暁ゲーム工房(ゲーム:Creative Tavern)」として参加してきました.
レポートのテーマは「横で見ていてどんなゲームに感じたか?」
ゲームシステム蛮族らしくいきます
発起人は(おそらく)42GAMESさん(ゲーム:mine mine! )
他にOYATSU GAMESさん(ゲーム:SPECIAL MOOOVE! )
ALL DICEさん(ゲーム:激論勇者)
以上4サークルが参加しました.
- 会場
- 42GAMES(mine mine! )
- OYATSU GAMES(SPECIAL MOOOVE! )
- ALL DICE(激論勇者)
- 暁ゲーム工房(Creative Tavern)
- 販路
- あとがき
会場
シーズ セカンド(大阪府大阪市北区黒崎町8-3 2F,地下鉄谷町線 中崎町駅より徒歩3分)
食べログ( https://tabelog.com/osaka/A2701/A270103/27084025/ )
お店の写真を撮り忘れたので,文字だけでお送りします←
シーズ セカンドさんで「18会」が開催されました.
皆さんの製作したゲームがこちら.
皆さん箱からして丁寧ですよね……なんかピカピカしてるし,デコボコしてるし.「Creative Tavern」は真心込めた手組みでございます.
皆さんの製作秘話(社外秘)が聞けて,とても参考になりました!
42GAMES(mine mine! )
詳細はこちら( mine mine! (マイン マイン) | 42GAMES | ゲームマーケット )
3人で遊べるボードゲームですね.「3人でのみ遊べる」の方が正確です.
3人というのは対戦ゲームでは呪われた人数で,どうしてもキングメーカー問題が起こります.キングメーカー問題についてはこちらを参照( 不十分な公理とキングメーカー問題 その2 - ぷらとん―マイナーゲームのために )
要約すると「孤立した下位プレイヤーが自己の利益を無視して上位プレイヤー間の争いに加わろうとする行為」です.
mine mine! では3人戦に特化してるだけあって,キングメーカー問題が起こりにくい設計になっているように感じました.
「短時間」「ロースコア」「意思決定は運要素の後」でゲームバランスを設計しておくと,全員に勝ちの目がある(と思わせられる)ためゲーム終了までモチベーションを保つことができますね.
さて,ゲームの内容ですが←
mine mine! は「バッティング」というシステムを採用したワーカープレイスメント系ゲームと言えます.バッティングは,他のプレイヤーと同じ手を出したかどうか?が中重要なシステムです.
プレーヤーは1から5までのアクションから一つ選んで同時に出します.
自分だけが違う数字のアクションを出せれば,そのアクションが出来る.5回のアクションを上手い順に出していきボード上の得点を最も多く集めれば勝利です.
前述の設計思想が伺える作りで,特にバッティングの瞬間はアナログゲームらしい会話が生まれていましたね.
OYATSU GAMES(SPECIAL MOOOVE! )
詳細はこちら( SPECIAL MOOOVE! | OYATSU GAMES | ゲームマーケット )
こちらも手札の数字カードを同時に出し合うゲームです.
MAR◯ELの悪役みたいなカードの数字(下で20と書いてあるカードです)を,全員が出した必殺技(SPECIAL MOOOVE! )カードの合計が上回れば勝ち.その時に最も大きな数字を出していたプレイヤーが得点するゲームです.
持っている数字は全員同じなので,出す順番が決め手になります.カウンティングの大切さがよく分かるゲームですね.適度にサボることが勝利の近道!
ポイントは自分のカードを出す時には書かれている必殺技を叫ぶこと(カッコよく.アメコミみたいに.恥ずかしがらずに,SAYジャスティス!)
顔と顔を突き合わせるアナログゲームならではの環境をうまく利用したシステムと言えます.ギャラクシー!!
ALL DICE(激論勇者)
詳細はこちら( 激論勇者 | ALL DICE | ゲームマーケット )
今回の「18会」で最も会話を意識したゲームがこちら.
アイテムカードを引いてプレイヤーとに渡していくのですが,誰に渡すかが多数決で決まります.
激論,です.コミュニケーション能力が試されます(あ,僕詰んだ).
アイテムには強さが書いてあって,カードの上2つ(赤と青)が勇者パーティの強さ,下(紫)が魔王の強さになります.
全員に装備が行き渡ったら,紫の合計が最も大きな1人の魔王VS勇者パーティの戦いが始まります.
といっても,魔王側と勇者側の数値の合計を競うだけなので難しくありません.
逆に言うと,装備を取り合う議論に面白さを集中させた設計と言えますね.
もちろん自分にしか見えない情報があるので,議論はあっという間に激論になります(笑)
暁ゲーム工房(Creative Tavern)
詳細はこちら( 【2018大阪】新作「Creative Tavern」 | 暁ゲーム工房 | ゲームマーケット )
黙れ.黙って考えろ.ボードゲームやってんだぞ.
徹底的に考え抜くことを要求するゲームです.サツバツ!
18会でもゲーマーズゲームとかドイツゲームと言われました.あと酔ってる時にやってはいけないゲームとか(笑)
要約すると,土地を広げて食材をゲットしてお客さんに食べさせてポイントを稼いでいくゲームです.
それぞれに対応した5つのアクションを選択するのですが,そこにヴァリアブル・フェイズ・オーダー(VPO)を採用しています.
このシステムは「プエルトリコ」のターン制と同じやつです.
手前味噌が過ぎるので,ガチゲー好きなボドゲバーサーカーの皆さんは上記リンクへどうぞ.
販路
つまり販売方法ですが,即売会で売り切る以外にも様々な方法があるようです.
委託販売は名前だけ知っていましたが,これで収益を上げるには結構な初期投資が必要そうです.販売価格は今回くらいで十分な気がします.
具体的には200とか300個は最低でも製作しなければならず,資金が不足しますね←
「Creative Tavern」は(コアメカニクスを)デジタルゲーム化しやすいゲームですので,量産するならデジタルだろうなとも思います.
暁ゲーム工房は,コアメカニクスを実装したアナログゲームを少量生産,デジタル化を基本路線にしようと思います.
会話が主体のパーティゲームだと,面白さのデジタル化は難しそうですが……
あとがき
実はボードゲーム会なるものに初めて参加しました.知らない人と話すのこわい
ゲーム好きどころか自分でゲーム作っちゃう人たちなんて……いったいどれほどのボドゲ蛮族なのだろうか……と戦々恐々しながらの参加でしたが,皆さんの優しいこと優しいこと.
アナログゲームとは何であるか? その面白さはどこにあるか?を真剣に考え抜いている方と意見をぶつけ合うのはとても新鮮でした.だから蛮族なんだよ,お前は
面白さの形は様々です.自分1人では思いもよらなかった面白さに出会ったときの感動を忘れずに新しいゲームを作っていければと思います.