【ゲームマーケット2018 秋:両-A46:18会】&【2019 大阪:B02:暁ゲーム工房】総括~お金の話~
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去る3月10日、ゲームマーケット2019 大阪へB02:暁ゲーム工房で参戦しました。
今回は「Creative Tavern」と「Chef’s Special」の販売数、製作資金、参加費用、販売価格といったお金の話をまとめます。
販売数は、ゲムマ2018 秋 & 2019 大阪の両方を公開します。
去年のゲムマ2018 大阪の収支報告はこちら ↓
- ゲムマ参戦結果(売上126,000円)
- 製作費用①「Creative Tavern」の再販(180,279円)
- 製作費用②「Chef's Special」(44,782円)
- 箱詰めを外注した話
- 製作費用③アートワークの対価
- 販売価格の決定
- ゲムマ出展費用
- まとめ
ゲムマ参戦結果(売上126,000円)
「Creative Tavern」は3,000円、拡張セット「Chef's Special」は1,000円で販売しました。
2回のゲムマ参戦で本体「Creative Tavern」を36個、拡張セット「Chef's Special」を18個販売できました。
ゲムマ2018 秋の結果(売上36,000円)
「Creative Tavern」を12個販売しました。拡張セットはまだ出来ていませんでした。
計36,000円です。
ゲムマ2019 大阪の結果(売上90,000円)
「Creative Tavern」を24個と拡張セット「Chef's Special」を18個販売しました。
計72,000+18,000=90,000円です。
製作費用①「Creative Tavern」の再販(180,279円)
発注先は 萬印堂 様です。
こちらが請求書です。見ての通り「Creative Tavern」の再販数は100個です。
“プロモチップ1枚 角丸四角45ミリ” は拡張セット「Chef's Special」用なのでそちらに計上しています。
ポイントはゲムマ早割ですね。問答無用で15%オフ。やばし。
ただし “箱詰めセット……” の5,000円は早割り対象外。
ゲムマ開催月の3~4ヶ月前には完成している必要があります。急いでね!
備考:初版と再販の違い
箱のサイズが2倍くらいになりました。
肉と飲料のアートワークの一部変更。
初版に付いていた “ちょいゲー” が再販にはありません。
製作費用②「Chef's Special」(44,782円)
発注先は 萬印堂 様です。
こちらが請求書です。見ての通り拡張セット「Chef's Special」の生産数も100個です。
ポイントは小ロット応援印刷パックです。カード18枚に外箱が付いて50個20,000円。
これを同内容で2回、発注しました。
問い合わせた結果「同内容の注文は月に1回ずつならOK」とのことです。
箱詰めは自分でする必要があります。
で、説明書は別なので ラクスル 様に発注しました。100部で756円。おかしい。
というのも、初回注文に限り1,000円引きのクーポンがあるようです。無くても安いと思います。
備考:拡張セット「Chef's Special」の内容
この他に説明書1枚が付いてます。
箱詰めを外注した話
去年のゲムマ2018 大阪へ初出展した際に、箱詰め作業を舐めてかかって地獄を見たので、手順を検討しスケジュールを立てました。
- 部品を別々に発注して、自宅で箱詰め
(時間:大、費用:小) - 部品を別々に発注して、箱詰め業者さんへ送って、箱詰め後のゲームを受け取り
(時間:中(不定)、費用:中) - 全ての部品を1つの業者さん(今回は萬印堂 様)へ発注して、箱詰めまでお願い
(時間:0、費用:大)
手順1・2の場合、届いてから2ヶ月(10~11月中旬)のうちに。手順3の場合、時間を考える必要がありません。手順1では「Creative Tavern」の箱詰めは大雑把に去年の倍かかると想定します。
去年は自宅で暁ゲーム工房総出で箱詰めしました。外箱の組み立てからだったので、死ぬかと思った。再販では倍プッシュです……
ここに8月20~23日まで中国 連雲港市の国際学会へ参加、その後11月20日までに論文の投稿が重なります。ゲムマ2018 秋は11月24,25日。東京なので前日までにゲームと共に移動。
暁ゲーム工房の本拠地がこの状態なので、手順3以外は不可能です。Q.E.D。
去年と同じ発注方法で手順1の場合「Creative Tavern」の制作費用が8万円ほど抑えられるので、時は金なりを痛感しました。箱の値段がやばい。確かにカードの品質は良いし外箱もしっかりしているのですが……8万……
あ、ゲムマ秋の早割りで発注してゲムマ大阪までに箱詰めするのはアリだと思いました。
製作費用③アートワークの対価
カードのイラストなどを誰かにお願いする場合、本来なら先に提示すべき部分です。
再販や拡張セットでは先に提示できました。圧倒的成長。
Twitterなど個人の約束であっても、きちんと契約書を作成しておくことをオススメします。(テンプレート配布してます)
「Creative Tavern」は初出展の手応えから、再販分も時間をかければ完売できる面白さを確信しています。即売会での手売りを主力にする以上、速度がボトルネックですね。一計を案じます。
なので、再販分100個の完売を前提に暁ゲーム工房にもお金が残るように設定しました。具体的な金額はヒミツ。逆算できる? まさか。
拡張セットも同じ基準で設定しました。アートワーク公募のブログで金額出しちゃってますね……
販売価格の決定
去年の価格設定に従って、拡張セット「Chef’s Special」の定価を原価率50%≒1,000円としました。
今後も1,000円単位で原価率50%付近を販売価格にしようと思います。
イエローサブマリンやボドゲーマなどへ委託販売するときは、多少値上がりします。
そもそも通販するべきでしょうか? 興味のある方は暁ゲーム工房まで ↓
ところで “原価” にアートワークの対価を含めていません。これはアートワークをお借りしている方も(一時的に)暁ゲーム工房のメンバーと(僕が勝手に)見なしているからです。僕たち仲間だよね!
つまり、販売益を全員で山分けしています。そうなるように対価を設定しています。
ゲムマ出展費用
ゲムマ2019 大阪の出展費用はA5プラン(販売・試遊スペース一体型)で11,880円でした。ゲムマ2018 秋は出展ブースが18会なのでヒミツ。
ジャ◯ネットた◯た並の営業マンを確保できるなら試遊スペースの横で販売できるのは、かなり有利です。重ゲーほど試遊してもらえれば面白さが伝わります。
ゲムマ当日の役割(レジ、呼び込み、試遊)は最適化の余地がありますね。
まとめ
以上、暁ゲーム工房でした。お金の話って新鮮じゃありません?
今後、モチベーションが暴走して僕みたいな人が現れたときのための体験談でした。
本体と拡張セットを1:1の割合で生産するのは勇み足を超えてはっきり悪手でした。さすがに去年の完売を過大評価しています。回避できた経営上のミスです。
なので年単位で先(早くても2年先)の話ですが拡張セットが完売できるまでは本体も再販していくと思います。
今年は新作「ゲリマンダ」(仮題)を制作しています。スーパー重々ゲームです。趣味全開。2~5人プレイでキングメーカー問題を原理的に殺します。1時間で終わると思うなよ。
ゲムマの分析(宣伝量、ブース位置、当日の売り手の配置、お客さん対応、の去年との比較)はまた次回。